2015.11.11
寝違え
寝違えとは起床時に頸部に疼痛を覚え頸椎運動が制限された状態を指します。
ただし、寝違えという医学用語はなく、首や肩甲骨まわりの筋肉や靭帯の急性炎症の総称です。
寝違えの原因にはいくつかあり
睡眠時の姿勢の問題で頸部の関節や筋肉に体重がかかり負担が増えてしまった場合
慢性的な肩こり疲労などが原因の場合
枕の高さなどが合わない、床で寝るなど悪質な睡眠環境
などの要因で睡眠中に首周りの関節や筋肉などの組織が炎症を起こし痛みを引き起こします。
本来睡眠中に頸部に痛みを感じたり違和感を覚えた場合には目が覚めたり、寝返りを打つなど首の姿勢を変えますが睡眠不足や疲労などが溜まっていた場合これらの反応がなくなり不自然な姿勢で寝続けてしまいます。
寝違えによる痛みが筋肉の痙攣によるものである場合は電気治療、運動ストレッチ等の血流の改善を図る治療で改善される場合もあるが、靭帯損傷や靭帯の炎症などにある場合、運動を行うと症状が悪化する場合もあるため安静にしておくのが有効です。