2016.02.10
ふくらはぎの筋ポンプ作用
動脈では心臓のポンプと動脈壁の弾力で、心臓から足まで全身に血液が送り込まれ、
酸素や栄養が供給されています。
そして、足などの末梢から二酸化炭素や老廃物を集めた血液は静脈を経て心臓に戻ります。
しかし、行きは心臓のポンプで運ばれますが、帰りは重力に逆らって足から心臓へと戻すには大変です。
そこで、少し静脈には工夫がされています。
静脈は心臓方向へ向かう血液が逆流しないように、効率的に流れるように弁(静脈弁)がついています。
逆流防止装置である弁のおかげで、静脈の中の血液は必ず一方向に流れます。
そして、血管を圧迫し、心臓に向かって送り出す原動力は筋肉です。
静脈の周りの筋肉が収縮すると、それに押されて静脈がつぶされ、心臓側へ血液が送られるのです。
この働きからふくらはぎの筋肉は別名 「第2の心臓」 と呼ばれています。
立ちっ放し、座りっ放しの多い方は、日頃からよく足を動かし、血行をよくすることを心掛けましょう!
ウォーキングやつま先立ちの上げ下げ、膝の屈伸 ・ ・ ・ 頑張りましょう。