2015.10.26
マレットフィンガー
マレットフィンガー(別名、槌指、ベースボールフィンガー、ドロップフィンガー)
あまり聞きなれない言葉だと思います。
マレットフィンガーは野球、バレーボールなどの球技系のスポーツ中に突き指と言う形で発生するものが多く大部分は適切な処置をすれば治癒していきますが、軽い突き指と甘く見て放置していると永続的な機能障害を起こす恐れがあるので注意する必要がある外傷です。
マレットフィンガーと言う外傷の中でも3タイプありそれぞれ固定期間などが異なります。
1型 第一関節(DIP関節)を伸ばす為の腱の断裂
2型 第一関節を伸ばす為の腱が付着するところでの剥離骨折
3型 末節骨の背側関節面を含めた脱臼骨折
の三種類に分けられます。
1型のマレットフィンガーの場合は痛みや腫れがほとんどありません。
そのため受傷後放置したままだと指は伸びず曲がったままになってしまいます。
腱は断裂した場合癒合はしますが適切に固定をしておかねばならず固定期間は6〜8週間と長期間固定しなければなりません。
骨折のマレットフィンガーの場合は骨の損傷を伴うため痛みや腫れが見られます。
また骨折の仕方によっては手術が適用になる場合もあります。
受傷直後に痛み、腫れがあった場合すぐに冷やしましょう。一度医療機関を受診した方が良いでしょう
。
痛みがない場合でも第一関節が曲がったままの状態になっていたりうまく動かせない場合は速やかに医療機関を受診した方が良いでしょう。
痛みがない場合でも第一関節が曲がったままの状態になっていたりうまく動かせない場合は速やかに医療機関を受診した方が良いでしょう。
思うように動かせない時はマレットフィンガーの恐れがあり長期間放置しておくと保存療法では対処できない場合もありますので、早期に医療機関を受診してください。