2015.09.20
シンスプリント
スポーツをやっているお子さんがすねの内側の痛みを訴える事はないですか?
「シンスプリント」
医学的には脛骨過労性脛部痛または過労性骨膜炎と呼ばれています。
すねの内側の下側に痛みが発生し激しい痛みではなく鈍痛なのが特徴です。
骨膜炎とという名前の通り骨膜が炎症を起こしているのですがその原因は腓腹筋やヒラメ筋などのふくらはぎの筋肉の酷使による柔軟性の欠如さらに筋肉の持久力の不足などが考えられます。
脛骨に付着している腓腹筋、ヒラメ筋などが筋肉の収縮により脛骨を牽引し骨膜が炎症を起こすのが主な原因なのですが筋肉の柔軟性が無くなるとそれだけ骨膜を牽引する力は強くなり炎症を引き起こし易くなります。
痛みはすねの骨に沿っての鈍痛から始まり、初期は運動を始めたときに現れ運動しないと消えたりする。症状が悪化するにつれ痛みは次第にひどくなり運動中は痛みが持続するようになってしまう。さらにひどくなると運動以外にも痛みが発生するようになってしまい最終的には疲労骨折を引き起こしてしまいます。
治療で最も重要なのは脚を一定期間やすませ ることです。
やむを得ず休むことができない場合運動終了後痛い場所にアイシングを行い、ふくらはぎのストレッチを行い柔軟性を上げることが重要です。
当院ではスポーツを行う際に骨膜への負担を減らすテーピングやサポーターの使用、ストレッチの指導などを行いより良いスポーツ活動をサポートしていきます。