肩こり・腰痛
症状が器質障害からくるものか器質障害以外の原因でくるものか見極めます。
器質障害とは骨や軟部組織に異常があるもの
変形性脊椎症、椎間板ヘルニア、すべり症、分離症、肉離れ、後縦靭帯骨化症、黄色靭帯肥厚
器質障害以外の原因でくるもの
どこの院に行っても治らないという医療難民の方が肩こり、腰痛には多いですが、実はこの器質障害以外の原因によるものが、肩こり、腰痛には多いのです。
その原因をしっかりと診断することが大切で治癒への道となります。
器質障害以外の原因でくるもの
- 使いすぎ、同じ姿勢の持続、不良姿勢のしすぎによる、疲労物質の滞留
- 動くため、重力に抵抗するための筋力不足
- 動くため、重力に抵抗するための関節の可動不足
- 器質障害をかばう(代償)ぎくしゃくとした動きによる筋肉の疲労物質の滞留
- 神経の圧迫等で運動神経が筋肉に充分に作用せず、結果疲労物質が蓄積
- 悪い生活習慣(例えば、酒の飲み過ぎで肝臓の解毒がそちらを優先し、疲労物質の肝臓での代謝不足が起きる)
- 睡眠不足、睡眠環境悪化による睡眠の質の低下
- 冷房のかけすぎにより血流が悪くなり疲労物質の滞留(特に夜間の冷房)
- 運動不足により血流が悪くなり疲労物質の滞留
- 湯船につからずシャワーですまし血流が悪くなり疲労物質の滞留
- 甘物、衣食材等の血流を悪くする食材の大量摂取
- 精神面→不安、怒り、義務感等で交感神経優位となり血流が悪くなって疲労物質の滞留
肩こり・腰痛は以上の様々な原因で起こります。
例えば筋力不足で起こっているものにいくらマッサージをしても決して良くなりません。
その方には筋力トレーニングを指導しなければなりません。
適確な診断に基づく、適切な治療が必要です。