2015.08.29
腰椎分離症
激しいスポーツをしている成長期のお子さんの腰痛が長引いていませんか?
腰椎分離症は椎弓(椎骨の後方部分)の関節突起が断裂してしまうものです。
成長期の未成熟な骨にスポーツなどで長期間繰り返し負荷がかかったことによる疲労骨折と言われています。
症状は主に運動時痛で、特に腰を反った時や捻った時に痛みが増強します。
また、腰椎の分離している部分を押すと痛みが顕著です。
しかし、分離がある全ての人に自覚症状が出るわけではありません。
関節部分の断裂によって不安定になった腰椎に繰り返しストレスが加わり続け、
刺激が強まると初めて痛みが発生します。
第5腰椎に発生しやすく、片側性に限らず両側性の場合も多く見られます。
両側が分離してしまうと将来、分離すべり症に移行しやすくなります。
また、腰椎分離があると腰部が不安定になり、慢性腰痛などを引き起こします。
腰椎分離症の治療は保存療法がほとんどです。
診断は提携病院のレントゲン画像にて行います。