2015.11.15
脊椎分離すべり症
背骨(脊椎)が、峡部と言う部分で切れて前方部分と後方部分に分離している状態を「脊椎分離症」と言いますが、こうなると体重や外部からの衝撃は前方に加わるため前方部分の椎体は前方に滑ってずれてきてしまいます。
これを「脊椎分離すべり症」と呼ばれます。
スポーツをしている10代から20代に好発し第5腰椎に多く見られます。
よく見られる症状は
・背骨の後屈による痛みの増強
・下肢の痛み、知覚異常
・腰痛
・脊柱管狭窄症の症状である間欠性跛行
などが見られます
治療法
レントゲンにより発見されるケースが多く症状が軽度であれば手術の心配はありません。
分離すべり症では椎体と椎弓が途切れた不安定な状態なので慢性的な腰痛になりやすく、下肢の神経症状がひどい状態の時は手術療法も視野に入ります