2017.06.07
解離性運動麻痺(キーガン麻痺)
「 痛みはほとんどないんだけど腕が挙がらない 」
主として、一側上肢の筋萎縮 ・ 筋力低下を主徴として
感覚障害がほとんどないのが特徴の疾患です。
三角筋(腕を挙げる)・上腕二頭筋(肘を曲げる)など、頸椎の5、6番目の運動神経が障害されて起こります。
日常生活に支障をきたすことが多いですが、五十肩と思い込んで治療が遅れることもあります。
高齢ほど治りが悪い傾向があります。
筋萎縮・筋力低下の程度やいつ頃から発症したのかなどを踏まえて保存か手術かを判断します。
最終確定は頸椎のMRI検査等の画像診断や筋電図検査で行います。