症例

症例詳細

肩鎖関節脱臼


肩を下にした状態で転倒した際に直達外力によって発生するケースや

手や肘をつくなどの介達外力によって発生するなど、

柔道やラクビーなどのコンタクトスポーツや交通事故に多く見られます。

 

先日はアメフトの選手が来院されました。

 

肩鎖関節は肩峰(肩の上で最も突き出ている肩甲骨の部分)と鎖骨で構成されており、

主に前後方向の安定性を維持する肩鎖靭帯と主に上下方向の安定性を維持する烏口鎖骨靭帯でつながれてます。

 

肩鎖靭帯の部分断裂(1度)や完全断裂(2度)は保存療法が多く、

烏口鎖骨靭帯の断裂が伴った場合(3度)は観血療法が多いです。

 

症状としては、

肩鎖関節部分に圧痛があり、肩関節外転や挙上など運動痛が顕著で、疼痛により著しく制限されます。

2,3度のケースは転位により階段のような段々を蝕知、または見ることができます(階段状変形)。

3度では階段状変形を上から押すことで凸部分がなくなりますが、手を放すとピアノの鍵盤のように元に戻ります(ピアノキーサイン)。

また、肩幅が健側に比べて狭く見えたり、肩が下がって見えたりします。

 

患部をテーピングで押さえ、三角巾で吊ったり、装具を使用したりして固定をします。

 

 

 

 

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