2016.03.19
レイノー現象
手足の指先が突然白くなったり紫色になったりする症状をレイノー現象といいます。
寒さや冷たさに反応して発作的に起こったり、
精神的なストレスやショックで起こることもあります。
末梢血管の循環不全によるもので、
寒ければ血管は収縮し、暖かければ血管は拡張しますが、
この反応が強く起こった状態です。
強皮症や全身性エリテマトーデス(SLE)等の膠原病、
閉塞性動脈硬化症(ASO)などの基礎疾患から生じたものをレイノー症候群といいます。
原因となる疾患がない場合はレイノー病とか原発性レイノー症候群といいます。
防寒を心掛けて下さい。
症状がひどい場合は専門医に受診されることをおすすめします。
また、寒さや血液中の酸素の量が減少して、
唇や手足の先端が紫色になることをチアノーゼといいますが、
寒冷以外の原因が考えられる場合は呼吸器や心臓の病気を疑って、
内科や循環器科を受診しましょう。