2020.03.18
膝の疾患⑥ 膝蓋骨脱臼
こんにちは
今回は膝の疾患、膝蓋骨脱臼の説明をしていきます
膝蓋骨とは膝の前面にある皿状の骨の事で、「お皿の骨」なんて言ったりもします
実は膝の関節の動きの中で非常に重要な役割を担っています
膝蓋骨の脱臼とは外側脱臼といいほとんどが外側に脱臼します
ジャンプの着地の際に大腿四頭筋(ももの筋肉)が強く収縮することにより脱臼を起こす外傷性のもの
他に、先天的(生まれつき)に抜けやすい要素を持っていることが多くあります
膝蓋骨・大腿骨の形状の異常・Ⅹ脚・大腿四頭筋作用方向と膝蓋靭帯の方向変化
これは後天的ですが、内側広筋の脆弱化
などなど、いくつかの要素があります
脱臼した際には骨折を伴うことがあり、鑑別診断にはレントゲンが必要になります
骨折がなかった場合のみ、整復し固定をします
先天的な形態異常がある場合は、構造上膝蓋骨が抜けやすくなっていますので
膝蓋骨が安定しない、不安定症になることが多く
今後、反復性脱臼(繰り返し起こす脱臼)にならないように、ケアやトレーニングが必要になります
膝蓋骨脱臼を起こすと、外見上明らかに膝蓋骨が外側に変位しているのがわかります
同時に痛みも伴い、膝を曲げたり・伸ばしたり、動かすことができなくなります
膝蓋骨を無理に元の位置に戻そうとすると、骨折を起こしたり、軟部組織の損傷が悪化する場合があるので
決して自分では整復しないようにしてください
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