足(大腿、下腿、足首、趾)

足(大腿、下腿、足首、趾)詳細

有痛性三角骨障害


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バレエダンサーやサッカー選手が踵の後方を痛めることがありますが、原因の一つに「有痛性三角骨障害」と呼ばれる踵の痛みの疾患があります。

 

バレエダンサー、サッカー選手に共通することは両者共、足関節の底屈(つま先立ちの形)になる場面が非常に多いということです。

痛くなるポイントは踵の後方でアキレス腱の部分に痛みを訴えるのが特徴です。

 

そもそも「三角骨」とは足根骨の一つである距骨の後方にできる過剰骨(副骨)のことです。
(過剰骨(副骨)・・・一般的に人の体にない割合が多いものの、一部の人にできる余分な骨のこと)

 三角骨は人の成長過程で二つに分かれている骨が癒合していくものですが、癒合していないものを三角骨と呼びます

 

 

最初のうちは軽度な痛みでスポーツも続けられるような痛みですが、悪化してくると生活に支障をきたす痛みになったり、手術の可能性もあります。

 

三角骨障害の特徴は足関節を底屈(つま先立ちの形)を他動に強制させると痛みが発生する事です。

アキレス腱炎の場合は自動に底屈させると痛みが発生しますが、他動底屈では発生しません。

底屈時に踵骨と脛骨に三角骨が挟まれ炎症を引き起こすのが三角骨障害です。

 

このため底屈動作の多いサッカー選手、バレエダンサーに多く発生しやすいのです。

 

治療法としては炎症を抑えるための冷罨法、電気治療や、足関節をテーピング、サポーター等で固定を施し三角骨への衝撃を和らげるなどの方法があります。

 

当院では三角骨障害が疑われる場合は提携病院にてレントゲンを撮影することができます。

アキレス腱の痛みと誤解されやすく、放置していると痛みが長期化するケースがありますので足首後方の痛みは是非一度ご相談ください。

 

 

 

 

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