2016.07.14
痛風
痛風とは皆さんご存知の通り関節が赤く腫れあがり患部に激烈な痛みが発生する疾患です。
接骨院にも痛風の症状で来院される方が何名かいらっしゃいます。
原因、症状
高尿酸血症を原因とした関節炎で尿酸が体内に蓄積されると結晶化し関節内に付着して炎症を引き起こす病気です。
健康な人の身体にもごくごく普通に尿酸は存在していますが血中の尿酸値が過剰に上昇すると人間が持つ体の恒常化機能を超えてしまい溶解できずに結晶化してしまいます。
結晶化した尿酸ですが体にとっては異物と判断され白血球(好中球)の攻撃対象となり炎症反応を引き起こします。
特に炎症の急性期は周囲の神経組織を刺激してしまうため、痛みが激烈となり熱感や強い発赤、腫れが特徴です。
痛風発作は足の親指に発生しやすく20代以降の男性に好発します。
足の親指のイメージが強い痛風ですがそこにしか発生するわけではなく足首、膝などの関節にも発生します。
主な治療は投薬治療での消炎鎮痛剤や患部の冷却、食事療法などでのプリン体の摂取制限などがあげられます。
特に炎症の急性期の場合温めたり動かしたりしてしまうと、炎症反応が悪化してしまうため運動、入浴などは控えたほうが得策です。
痛風を予防するためにはまず体の中の尿酸値を下げることが第一です。
そのためにも
1、アルコール、塩分の取りすぎに注意
2、プリン体を多く含むものの摂取を減らす
3、ウォーキング、軽い水泳など息が上がらない程度の軽い運動を取り入れる。
などを心がけていただくと痛風発症のリスクを減らすことができます。
当院にも原因不明の足の指の炎症ということで来院された例が何件かありますが、痛風の治療は接骨院ではできません。
痛風を発症しないためには日ごろの生活から見直す必要があります!