2018.04.16
捻挫
捻挫について話します。段差で足首をひねって負傷する事が皆様には多い様です。
関節には靭帯というものがあり、骨と骨が外れない様にしています。家に例えると
地震が起きて崩れない為に柱が支えていますよね。その柱にあたるのが骨です。
そして、柱と柱の間の斜めにある筋交い(すじかい)の役割が靭帯です。
人の色々な動きの衝撃吸収を関節が担う際、脱臼しないように伸びて
関節を守ります。
その靭帯が傷つくのが捻挫です。傷の程度から分類があり、Ⅰ度は靭帯が伸びる。
Ⅱ度は部分的に切れる。Ⅲ度は全て切れる。
処置法は、安静、冷却、圧迫、心臓より患部を高く挙げる。この4つが基本ですが、急性時は安静が一番大事です。これを、仕事やスポーツでしないでいると、靭帯は3重らせん構造になっていて、これが長い間伸びたり切れたままでいると、伸びたパンツのゴムと同じで二度と復元しません。
復元しないと、動揺関節と言ってグラグラになり衝撃吸収がうまくいかず、再び捻挫します。
すると更に靭帯が伸びるという悪循環に陥ります。焦らない事が肝要です。
必ず先生の指示に従ってください。
安静期間は程度により違いますが、概ね1~4週間です。