症例

症例詳細

捻挫 ②


捻挫を前回より話します。安静が大事と話しました。我々、治療する側は、いかに自然治癒の過程を阻害しない環境を患者様につくるか。これを常に頭においています。その意味で捻挫を含む外傷は患者様にとって我々が最良の固定環境を提供しなければなりません。固定をするに、どの方向へ、どれだけの固定力で行うのかが最重要です。捻挫にともない靭帯、筋腱、軟骨などの軟部組織がどの程度損傷しているのか。損傷した関節の運動軸はどうなっているのか。スポーツならばポジションによって、仕事ならば職種によって、負傷関節をどの運動軸で頻繁に使うのか。患者様は痛みに弱く強い固定を必要としてしているのか。逆に痛みを受け入れる方で気にせず、強い固定をするとプレイや仕事で邪魔になるのか。メカニカルストレスと言って自然治癒力を高める固定法がありますが、安静を保持させる中でも、治癒期間に悪影響を与えない可動を固定の中でどの位起こさせるか。等々、固定一つをとっても様々を考慮しながら大変な技術力を要します。それにより、大会でベストパフォーマンスを発揮したい、仕事を休みたくない、旅行を楽しんで行きたい等のニーズを叶えてあげる事ができます。

 

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