2018.04.23
捻挫 ⑤
捻挫について引き続き話します。今回は手関節捻挫です。
手関節は上肢をだらんと下に下げた時、前後に動かす屈曲、伸展
体への内外に動かす橈屈、尺屈、ねじる回内、回外の動きがあります。
この中でも今回は、スポーツや仕事でよく使う屈曲、伸展につき話します。
その運動に重要な二つの関節があります。
手根中央関節と橈骨手根関節です。
一般の方は手関節と言うと橈骨手根関節のみを指しますが
実は手根中央関節も橈骨手根関節同様に、屈曲、伸展、橈屈、尺屈に関与
する大事な関節です。
そして
伸展の運動軸は
屈曲の運動軸は
我々治療する側は常にこの二つの運動軸を考慮しています。
橈骨手根関節の真ん中のちょっと上、
上図の舟状骨と月状骨の間は、屈曲でも伸展でも運動軸が通っているので
この部分の靭帯を損傷した時は、きちんと治す必要があります。
次回は、テーピングを紹介致します。