2018.05.12
投球フォーム コッキング期
先日、右僧帽筋(上部線維)を痛めてきた小4の男の子がいます。
少年野球でピッチャー(右投げ)をしている子です。
頚と肩の可動痛がほぼなくなった段階でフォームをみてみました。
初期コッキング期、骨盤がやや後傾し、非投球側の上腕がサードに向いていました。
それにより、投球側の肩が過剰に水平進展(肩甲骨よりも背中側に肘を引く)し、
頚が伸展(上を向く)した状態でキャッチャー方向を向いていたため、
テイクバックの際に右頚に負担がかかっていました。
本来、非投球側の上腕はキャッチャー方向に外転・内旋し、
投球側の腕は前額面上(両肩のライン上)にテイクバックします。
もしかすると、体が開かないように非投球側の肩に顎をのせるようにと
指導されたのかもしれません。
両腕の挙げ方と頚を寝かせないよう指導しました。